全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」について、2020年3月09日(月)現在の香港、及びマカオの状況を以下にお知らせいたします。
■ 香港の状況
感染者数 115名
うち完治者数 59名 / うち感染による死亡者 3名
香港政府衛生署は、2020年3月08日 午前10:00より、香港国際空港から入境する全ての旅客に対して「健康カード」の記入を求める旨、発表しました。
■ マカオの状況
感染者数 10名
うち完治者数 10名 / 感染による死亡者 なし
マカオは33日連続で新規感染確認ゼロ。
マカオ域内での感染者10名は、いずれも3月06日までに全員が治療し退院済み。
これまでのケースで重症化、死亡、院内感染はいずれもありません。
なお、以下に在香港日本国総領事館発出の「マカオ政府の日本向け措置」についてお知らせいたしますので、あわせてご確認ください。
—
マカオ政府、は日本・ドイツ・フランス・スペインに滞在歴のあるすべての入境者に対する検疫強化を内容とする措置を発表しました。
1. 3月8日正午から、日本・ドイツ・フランス・スペインを感染症多発地域に指定し、過去14日以内にこれらの国に滞在歴のあるすべての入境者に対して、検査ステーション(マカオ半島の「綜藝館(Macau Forum)」、コタイの「北安碼頭」の2箇所)で医学検査(6~8時間を要する)を実施する。
2. 3月10日正午から、過去14日以内に日本・ドイツ・フランス・スペインに滞在歴のあるすべての入境者に対し、以下のとおり状況に応じた措置を実施する。
また、引き続き過去14日以内に韓国・イタリア・イランに滞在歴のある入境者に対する医学観察等の措置は継続する。
なお、違反者は刑事責任を負い、強制隔離措置が執られる可能性がある。
(1) 発熱の症状がある場合:
仁伯爵綜合醫院に移送。
(2) 発熱以外の症状がある場合:
路環高頂公共衛生臨床中心で14日間の医学観察を実施。
(3) 無症状でマカオ居民である場合:
自宅または政府指定場所で14日間の医学観察を実施。
(4) 無症状で非マカオ居民である場合:
政府指定のホテルで14日間の医学観察を実施。
滞在費用は自費(5,600パタカ)。またはマカオから退去する必要がある。