「新型コロナウイルス」に関する中国主要都市の現状について、以下にお知らせいたします。
■中国主要都市の現状(2020年)
◎ 上海
* 上海の各地の観光地、公園、人が集まるところは閉鎖が続き、再開日は未定。
大型レストランや、チェーン展開しているレストランも休業が相次ぐ。
* 王宝和酒店や南翔饅頭店の一部支店で休業。
◎ 北京
* 故宮や万里の長城などの観光地は一部休業。再開は未定。
* レストランは八達嶺近くの「金殿」は休業。その他は確認中。
* 中国人の旅行は海外・国内共に規制されている。
◎ 大連
フラマホテル、日航大連、凱倫飯店は2月末日まで休業
◎ 青島
政府の再開の知らせがあるまでは受け入れ、手配不可。
◎ 西安
* 観光地も閉まっているため、受け入れが止まっている。ホテルやレストランも休業中。
* 陝西省は武漢のある湖北省に隣接する都市の中で一番感染者数が少ないが、
予防措置はほかの都市と同じように厳しい。
◎ 広州
* 香港と陸路でつながる(深セン・広州など)鉄道や新幹線は封鎖。
* 各地の観光地やレストランも休業。
営業再開を待たずに廃業になるレストランも出てくる可能性あり。
■ 各都市の新型コロナウィルスの拡大を防ぐ措置について(生活面)
ほとんどの都市は市民の生活にも制限を設け、感染の拡大の予防に努めています。
2月10日から営業を開始する企業は、消毒や体温チェック、マスクの着用を徹底しています。
企業や工業内に春節期間中、田舎や実家に行っていて都市に戻ってきた社員は14日間の自宅待機が義務付けられています。
オフィスビルも閑散とし、政府の許可がなければ中に入ることができず、在宅で仕事をする人も多いです。特に、春節明けで都会に人が戻ってくる2月09日以降の2週間は拡大が予想されるため、厳しいが外出制限がなされています。
以下は、現在、、感染の拡大の予防のために行われている制限の一例となります。
* 原則外出時はマスク着用。
バス・地下鉄などはマスクを着用していない場合、乗車できません。
* 3人以上で外食することは禁止。(集まって宴会・パーティーを開くのも禁止)
* 都市間移動の長距離バスは運行停止。列車はまびき運転中で本数が減っています。
* 人が集まる場所は原則閉鎖。(公園・映画館・カラオケなどの娯楽施設)
* 買い物は1家族1名のみ、2日に1回のみ許可されます。(毎日買い物に出かけることは禁止)
その買い物も日常生活に必要なもののみとなります。(主に食料品や衛生用品など)
* 解熱剤・咳止めは薬局で直接販売せずに、症状がみられた場合は病院にて診察を受けなければなりません。
* 都市部の一部集合住宅の中には、複数の出入口がある場合に1ヵ所のみを開放し、その他入口は封鎖しているケースもあります。
* 集合住宅の敷地内に入る前には「(住宅への)通行許可証」を提示する必要があります。
提示しない人は出入りできません。
また、マスクを着用しない場合、集合住宅から出ることもできません。
* 通勤の際も会社からの「出勤証明」を発行してもらわなければ、住宅から出ることができません。
以上
情報提供:シーアイティーエス・ジャパン株式会社、日本海外ツアーオペレーター協会
日刊トラベルビジョン様より