オーストリアでは新しい感染者数の減少が続いています。この喜ばしい進展は、オーストリア連邦政府による広範囲にわたる措置への迅速な対応と、オーストリア人の規律によるものです。
さらに現在はスーパーマーケットではマスクの着用が義務付けられています。マスク着用は4月14日から、ゆっくりと再び門戸を開く小規模な商店や公共交通機関でも適用されます。
オーストリアでは、いつ、どのように公共生活を再開できるかが明確に規定されています。
4月末までに、サービス業が再開する時期が決定されます。目標は、5月中旬から段階的に営業を開始できるようにすることです。あらゆる種類のイベントは6月末まで開催できません。
それ以降の開始に期待が持たれていますが、政府は来る夏に何ができるかを5月初めに決定します。
■ オーストリアへの入国規制 — 日本国籍の人に対して ※更新
オーストリアの在留資格を持っていない日本人は、シェンゲン域外からの空路でオーストリアに入国することは禁止されています。
(ただし、外交団、国際機関職員とその家族、人道支援・介護・保健に携わる者、トランジットの乗客、貨物輸送人員は除きます。)
詳しくは駐日オーストリア大使館のホームページをご覧ください。
→https://www.bmeia.gv.at/ja/oeb-tokio/
■ 空路 ※更新
インスブルックとザルツブルクの空港では定期便は運休しています。オーストリア航空は、定期便の運航を中止しました。ウィーン空港では接続数が減便されています。
予定のフライトが実際に運航されるか、航空会社で速やかに情報を入手してください。
■ 列車
現在、イタリアとスロヴァキア、チェコ、スイス、スロヴェニア、ハンガリー間の列車の運行は停止しています。オーストリアとドイツ間の列車の本数も減っています。チロル州とドイツを結ぶ路線は封鎖されています。
詳しくはオーストリア連邦鉄道のサイトをご覧ください。
■ 国境 ★ 追加
現在、イタリア、スイス、リヒテンシュタインとの国境は封鎖されています。
ドイツ、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーとの国境は厳しくコントロールしていると同時に、あちら側でも入国規制を行っています。
■ 入国 ※更新
イタリア、スイス、リヒテンシュタインからオーストリアに入国する人は、COVID19の陰性検査を受けたことを示す診断書を提出する必要があります。
それ以外の場合、入国は拒否されます。
オーストリアを通過するだけの場合は許可されています。
コロナウイルスに関連して旅行の警告がある国から入国する場合、またオーストリア入国前14日以内にCOVID19高リスク地域にいた第三国国民も、検査結果が陰性であることを示す診断書を提出する必要があります。
診断書は、入国時の4日以内に発行されたものでなければなりません。
詳しくはオーストリア外務省のホームページをご覧ください。
コロナウイルスに関連して旅行先として警告がある国は、危険地域と見なされます。
最高レベル6の旅行警告は現在、フランス、イラン、イタリア、韓国、オランダ、ペルー、ロシア、サンマリノ、スイス、スペイン、ウクライナ、バチカン、イギリス、インド、パキスタン、セネガル、南アフリカに適用されます。
部分的な旅行警告(レベル5)は、アメリカ合衆国の一部、ジョン F. ケネディ空港とニューアーク・リバティー国際空港とルイジアナ空港を除くニューヨーク州、ニュージャージー州に適用されます。
高リスク(レベル4)地域は世界中のすべての国に適用されます。
旅行警告の詳細については、国務省のウェウサイトにアクセスしてください。
オーストリアに入国する人や、トランジットで到着した人が新型コロナウィルスの感染が疑われた場合は、必要に応じてメディカルチェックを受けなければなりません。
■ ビザ
各国にあるオーストリア大使館は、現在ビザの発行はしていません。
■ 宿泊施設
宿泊施設は観光客に対して閉鎖されています。
たとえば食品流通や援助組織の従業員など、主要な労働者の宿泊施設には例外があります。
■ 封鎖されている地域と町 ※更新
現在、チロル州のパッツナウンタール渓谷、サンクト・アントン・アム・アールベルク、セルデンが封鎖されています。
ザルツブルグ州では、封鎖はガスタイン渓谷、グロースアール渓谷、フラッハウ、アルテンマルクト、ツェル・アム・ゼー、ザールバッハの各自治体に適用されています。
■ 飲食店と商店 ※更新
現在開いているのは、食料品店、薬局、ドラッグストア、郵便局、銀行のみです。
面積が400平米以上の店に入るときは。マスクの着用が義務付けられています。
4月14日から、小規模な商店やホームセンター、ガーデニングセンターが特定の条件下で再開されます。その日以降、マスクの着用義務が営業するすべての店と公共交通機関に拡大されます。口と鼻を保護できるものであれば、市販のマスク以外、自作のマスクやスカーフも可能です。
5月1日から、厳格な条件の下ですべての商店および美容院が開店することができます。
飲食店は当面は店内での利用はできませんが、配達サービスやテイクアウトの営業は行っています。目標は5月中旬から段階的に開始することで、4月末のコロナウィルスの状況評価次第です。
■ イベントや観光施設 ※更新
オーストリア政府は一か所に5人以上集まることを禁止されています。それによりすべての美術館・博物館、劇場、音楽ホール、宮殿、城やレクリエーション施設、スポーツ施設やアトラクション、すべてのイベントは6月末まで閉鎖、もしくは中止されています。
詳細は各ウェブサイトをご覧ください。
■ 地域の交通と市内交通機関 ※更新
現在はバス、地下鉄、市電など、各地の公共交通機関は問題なく運行しておりますが、4月14日以降は鼻と口を保護するマスク、自作のマスク、スカーフの着用が義務付けられます。
★ 連絡先
◎ 感染が疑われる場合
症状がある場合、または感染した疑いがある場合は、人混みや公共交通機関を避けてください。
体調を良く観察し、詳細については健康ホットライン1450に電話してください。
◎ 詳細情報
* オーストリア健康&栄養管理局AGESのコロナウイルス情報ホットライン
TEL: 0800-555-621
* AGESコロナウイルス情報ページ
* オーストリア保健省コロナウイルス情報ページ
* オーストリア外務省からの現在の旅行警告
* オーストリア産業院によるキャンセルに関する情報ページ
情報提供:オーストリア政府観光局、日本海外ツアーオペレーター協会
日刊トラベルビジョンより http://www.travelvision.jp/