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イタリア、リグーリア州のリオマッジョーレ(Riomaggiore)にて、2024年7月27日(土)、アモーレ通り(Via dell’Amore 愛の小道)が一般に再開通しました。900メートル程の海沿いの遊歩道は、リグーリア州の象徴でもあり、世界でも最も美しく魅力的な遊歩道の1つです。この道は、1987年にユネスコ世界遺産に認定されたチンクエテッレ(Cinqueterre)の自然の楽園に位置しています。
地滑りのため、2012年より閉鎖されていましたが、リグーリア州、水分地質不安定性に対する取り組み委員会による複合的な再開発と、リオマッジョーレ、チンクエテッレ国立公園、考古学、美術、景観と港湾局の管理組織の協力により、再開通が実現しました。
総投資額は2,300万ユーロを越え、そのうち、リグーリア州は1,200万ユーロ、さらに文化省(690万ユーロ)、環境省(300万ユーロ)、市民保護団体(150万ユーロ)が投資しました。
アモーレ通りの再開は、その脆弱な岩壁の地形のため、困難なものとなりました。
復旧作業は2022年1月14日に始まり、2024年7月19日に完了。専門企業がヘリコプターで資材を運び、作業員たちはロープとケーブルを使い、崖に深くアンカーを打ちつけ、ステンレスの金網を固定するなどの補強が施されました。
再開通の前夜、アモーレ通りは観光省協力による開通式が行われました。
式には、リオマッジョーレとマナローラ(Manarola)の関係者立ち合いのもと、ダニエラ・サンタンケ観光大臣、水分地質不安定性に対する取り組み委員ジャコモ・ラウル・ジャンペドローネ氏、リグーリア州会長代理アレッサンドロ・ピアナ氏、チンクエテッレ国立公園会長ドナテッラ・ビアンキ氏、リオマッジョーレ市長ファブリツィア・ペクニア氏が出席しました。
この日は、アモーレ通りのデザインを施された列車が披露され、今後このルートを運行する予定です。
式はさらに花火と音楽ショーで盛り上がりました。
今後、リオマッジョーレの町は、この道を予約・有料の制限を設けた屋外博物館として管理し、安全基準を維持するとしています。
※リグーリア州公式観光サイト
https://lamialiguria.it/en/
※7月26日の開通式 (Cerimonia di Inaugrazione Via dell’Amore) の様子 (5分6秒)
https://drive.google.com/file/d/1py4C1fnFCCgIraxBfOzHju_PIynCvh3x/view
★ 復旧作業の様子、開通式の様子等の画像は、下記サイトにてご覧ください。
https://us21.campaign-archive.com/?e=__test_email__&u=321e5925daa0237d058d88c0b&id=72be569f44